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【360度映像ライブ配信】The360合同会社様の活用事例と彼らの今後の展望とは!?

Posted date : 2020.11.26

コロナ禍で一つの場所に大人数で集まることを控えるようになりました。音楽会や運動会などの学校行事や地域のイベントなどの多くが延期や中止、または人数を制限しての活動となっていて寂しい限りです。そんな中、360度カメラ THETAで撮影した360度の映像を活用してライブ配信を行い、参加者の皆さんに喜びを提供しているThe360合同会社CEO 平田瑞穂さんにお話を伺うことが出来ました。

何故、360度カメラを活用した映像のライブ配信をしようと思ったのか、360度ライブ配信で苦労したこと、360度ライブ配信に関心がある方へのメッセージや今後の展望などを伺いました。また、360度映像のライブ配信に共に取り組む仲間を募集されていますので、是非ご覧ください。

 

平田瑞穂(ひらた みほ)様の自己紹介

上写真:北海道名寄市 サンピラーパークにて

私は、The360合同会社(ザ サンビャクロクジュウ ゴウドウガイシャ) CEOをさせていただいております平田瑞穂(ひらたみほ)と申します。
仕事は、このThe360合同会社でVRコンテンツの企画制作やWebマーケティング事業をする他に、キミトボというチームでアイデア出しやビジネスモデル再構築のコンサルティング、そして個人ではマインドマップのトレーナーや交流会の主催、運営などを行い日々楽しく過ごしております。
職歴としてはスキーやスイミングのインストラクター、ダイエットジムの店長、パソコン教室の先生やアートフラワーのデザイナーなど、様々な職種を経験。この多種多様な経験が現在のアイデアの源だと思っています。

プライベートでは、中学校1年生と高校1年生の二人の子供を持つ母親で、趣味はアイスホッケーです。昔からウィンタースポーツが好きで、いつか雪国に住みたいと小さい頃から漠然とした夢がありました。私は関東で生まれ育ちましたが、北海道の空気を吸った時に「帰ってきた〜!」って感覚になったり、エネルギーが充電されたりするのを感じるため、多分私にとって北海道はエネルギースポットでありソウルプレイスだろうと思います。幸い2019年から北海道で仕事ができる環境を整えることが出来ました。そして、子供たちもアイスホッケーをがんばっているので、いつかはそのジュニアアイスホッケーを支える何かが出来れば・・・、これは私のプライベートな目標の一つです。

360度映像でライブ配信をしたきっかけとThe360合同会社を設立した経緯

私には、北海道で仕事をしたいという長年の夢があり、2018年10月に開催された『北海道移住ドラフト会議2018』に選手として参加したのですが、その時に出会ったのが、その後THE360合同会社を共に立ち上げ、CTOを担ってくれている高橋でした。北海道移住ドラフト会議とは、企業や地方自治体が「球団」として、移住希望者が「選手」として参加するマッチングイベントで、高橋は球団(企業)側として参加していました。

高橋とはそのイベントをきっかけに意気投合し、「何か世の中の為になる新しいサービスを生み出そう!」とWEBマーケティングを中心としたビジネスを模索し、トライアル&エラーを繰り返しました。その中で、RICOH THETA を使用して、Googleストリートビューで店内を撮影し始めたことが、360度カメラを使ってビジネスを広げようと思ったきっかけです。

2019年10月には『北海道移住ドラフト会議2019』の360度ライブ配信をYoutubeで延べ6時間に渡って行い、無事大成功!私たちにとっては、非常に大きい自信の一つとなりました。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

それからほどなくして、コロナ禍が日本を襲いました。
当時私には、小学6年生と中学3年生の息子がいました。日本全国のたくさんの学校が、卒業式を実施しないと発表し始めましたが、息子たちの学校も同様に「卒業式は実施できないかもしれません」と発表。私はものすごくショックを受けたことを覚えています。
どうにかして卒業式を実施してもらえないか、そして、できることならそれを見ることはできないか・・・と考え、ふと昨年の秋に北海道移住ドラフト会議でライブ配信をしたことを思い出し、仲間にLINEで「360度映像のライブ配信で卒業式を中継しよう!」と提案したのです。高橋らはすぐに賛同してくれて、ビジネスモデルを構築するのが得意な岡田(現在、The360合同会社のCDO)を新たにプロジェクトメンバーに加え、翌日の夜には学校関係者に向けた360度VRライブサービス『スクールライブ360』をリリースしました。『スクールライブ360』以外にも、ライブハウスとそこで活動する演者、そしてそれを見守るファンのためにライブハウスから360度VRライブ配信を行うサービス『ライブハウス360』や、360度VR映像内に配置したお宝を探してもらい、正解者の中から抽選でお宝をプレゼントするYoutube懸賞チャンネル『Treasure Hunt 360 -リアル宝さがし-』などをスタートし、それまで考えてもいなかったVR事業に大きく舵を切りました。

この方向転換をきっかけに会社としてスタートを切ることを決意し、VRコンテンツ企画制作会社として2020年7月20日に高橋、岡田と共に法人登記を行いました。

学校向け360度ライブ配信・録画サービス「スクールライブ360」の活用事例

「スクールライブ360」に興味を持ってくださる学校の先生や行政、保護者の方々はたくさんいらっしゃいましたが、現場でのコロナ対応が最優先となり、卒業式だけでなく入学式も1校としてスクールライブ360を実施することができませんでした。

しかしコロナ禍が長引けば、来年も同様に卒業式や入学式に参列できずに悲しむ保護者の方々がたくさんいらっしゃるだろうと思いましたし、コロナ禍でなくなったとしても、遠方からイベントに参加できない方や、どうしても仕事を抜けられない方、病気などで出向く事ができない方々にとって喜ばれるサービスになると信じ、プロジェクトの紹介をし続けました。

その甲斐があり、2020年9月に神奈川県厚木市立南毛利中学校の合唱祭「第45回 桐輝祭(とうきさい)」の撮影についてご相談をいただき、スクールライブ360第一弾のご縁となりました。

実施にあたっては、PTAが主体となって運営する形をとりました。南毛利中学校の担当の先生とPTA会長には大変ご尽力いただき感謝しています。

「スクールライブ360」では、撮影基本料を10万円(税別)とし、後日収録した映像をDVDにして1枚2500円(税別)で販売させていただくことにしました。360度VR映像は一般的な家庭用DVD機器では再生できないことが多いため、DVDには通常の平面映像を収録し、360度VR映像はYoutube等のクラウドプラットフォームにデータを置き、視聴していただくことにしました。

360度ライブ配信の準備と実施体制

会場となる文化会館はネットワーク回線が無かったため、ライブ配信用にポケットWi-Fiを準備しました。また、ライブ配信中のトラブルで配信先のURLが変わることも考慮し、関係者の方のみ閲覧できる会員制のウェブページを用意し、そちらに最新のライブ配信URLをリンクさせる形を取りました。そして、ネットワーク回線トラブルが発生する可能性を保護者の皆さまに事前に周知し、トラブル発生時は専用ページから最新URLを参照して貰えるようお願いをしました。

撮影機材は、通常の平面動画を撮影する機材2台(全体1台・寄り1台)、THETA Z1を3台(ライブ配信1台・アーカイブ2台)準備して臨みました。

さて、粡輝祭当日、やはりネットワーク回線のトラブルが発生しました。

前日のリハーサルでは10Mbps以上出ていたポケットWi-Fiが、当日の会場内では最大1.5Mbps、ひどい時には400Kbps程度しか出ず、2度ほど回線がダウンしました。詳しい原因は分からないのですが、近隣にファミリーレストランや人が集まる施設がありWi-Fi接続をされている方が多かったからかもしれません。途中、回線のダウンにより配信できなかったところもあったのですが、事前の告知とPTA会長の配慮により、大ごとになるようなことなく、無事にライブ配信を終了することが出来ました。

南毛利中学校は全生徒700名程の学校なのですが、配信を始めてすぐに100を超える視聴数になり、アベレージは430ビュー。最大で480ビューを超えました。これを見た時、私たちは、本当に必要をされるものを提供できているんだ、やって良かったと、本当に嬉しくて鳥肌が立ったのを今でも思い出します。

工夫した点と360度の魅力について

今回、360度VR映像の面白さを出すために、指揮者の斜め前にTHETAを設置して撮影しました。こうすることで、通常、観客席からは指揮者の子の後ろ姿しか見ることができませんが、THETAで撮影すると、指揮者の子を前面から捉えてどんな風に指揮をしているのか見ることが出来ます。もちろん、歌っている子供たちの顔も間近で見ることもできます。もしヘッドマウントディスプレイで見ることができれば、まるで、指揮者の前に設置された特別席で粡輝祭を鑑賞しているように見えるでしょう。

これは、通常では見ることが出来ないアングルから子どもの姿を見ることができる最高のサービスで、粡輝祭のような合唱祭だけでなく、卒業式や入学式などありとあらゆるシーンで活用できるものだと思っています。

360度ライブ配信をうまくやるコツや注意するポイント

360度ライブ配信に必要な機材は、パソコン、音声を別に取り込むのならばミキサーやマイク、THETAに供給する電源、これらの配置場所に応じた充分な長さのケーブル、ネットワーク回線が必要になります。

初めて360度映像ライブ配信にチャレンジした「北海道 移住ドラフト会議2019」では、THETAからパソコンへのコードの長さが短くてTHETAの近くに配信用のパソコンを開いて置く必要があったこと、電源の位置と確保、人の導線と配線、会場でのWi-Fi環境など、いろいろ配慮すべきことがありました。

うまくやるコツとしては・・・、配信専用の回線を確保すること、ゲーミングパソコンレベルのハイスペックのパソコンを用意すること、ができれば安心です。あと、THETAは長時間撮影しても熱暴走のリスクが低いZ1を利用することです。その他に、映像サイズやビットレート、配信のレート等々を環境に応じて、その中の最大値はどこなのかを探り、設定します。あとは出来る限り事前に同じ環境下で検証をすること。

何より最大のポイントは、どこにカメラを置いて、誰に何を見せるのか?を決めることです。

平面の動画とは異なり、360度VR映像は、見たいシーンをユーザーが決めることが出来るため、どのポジションからユーザーに映像を届けるのが最適なのかを撮影前に吟味し決定することが大切です。

360度映像の撮影機材としてTHETA Z1を採用した理由

Z1はマグネシウム筐体のため熱に対して有利であることと「環境温度30℃程度、有線接続のZ1」という環境で24時間の連続配信を確認していると聞き、その安定度と画質の良さでZ1を採用しました。また、Z1は液晶画面があったので、録画中であることを液晶画面で確認でき便利でした。今回私たちが試みたようなことを実施される際には、THETA Z1をお勧めします。

平田さんの今後の展望

もうすぐ卒業シーズンなので、今年こそ!たくさんの卒業式を『スクールライブ360』でご家庭にお届けしたいです。子供や孫、兄弟、姪、甥等々の晴れの姿を見ることが出来ずに悲しんでいる方々の元へ360度映像のライブ配信を少しでも多くの方に届けられるように活動を広げていきたいと思います。この活動を多くの人々が知るものとなり、希望してくれる方が多くなればなるほど、The360合同会社だけでは手がまわらなくなることは明らかです。

なので、私たちは『スクールライブ360』プロジェクトに共感してくれるTHETAユーザーの皆さんに、私たちが培ってきた「より簡単にライブ配信ができる仕組みや環境」を共有したいと思います。そして皆さんと共に、日本全国・世界各国の学校関係のVRライブ配信・録画に取り組んでいければいいなと思っています。

関心がある方、共にVRライブ配信・録画に取り組んで頂ける方は、是非、スクールライブ360 専用公式ホームページからご連絡ください!

また、そう言った繋がりから、地域創生に繋がるプロモーションVRなども手がけ、「人の匂いがする360度VRを撮らせたら一番!」と言われるような会社として共に成長して行けたら本望です。

『時空を超えて人を感じるVR 360度にこだわる The360合同会社』これからもよろしくお願いいたします!

上写真:札幌ゲストハウスWAYAでThe360合同会社メンバーと

<参考リンク>

THETAを使った4K-VR(360度)ライブストリーミングの活用方法

The360合同会社 公式ホームページ

スクールライブ360 専用公式ホームページ

プレスリリース:【VRでPTAに朗報】見れない行事に自宅から参加出来る「スクールライブ360」が厚木市立南毛利中学校の合唱祭にて採用

 

 

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