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RICOH THETA Xレビュー:大和ハウス工業株式会社様に、不動産物件撮影におけTHETA VやTHETA Z1との違いなど、ご感想を伺いました!

Posted date : 2022.07.08

大和ハウス工業様は、全国57か所の事業所を持つ、1955年創業の大手住宅総合メーカーで、2020年2月よりリコーが提供しているバーチャルツアー作成サービス「THETA 360.biz」を、360度カメラTHETA(シータ)と共に導入頂いています。間取りや、階層別にバルコニーからの展望を立体マップでバーチャルツアーにする他、CG技術を活用して家具や小物などを360°画像に装飾し空間を魅力的に演出する、RICOH360 – VRステージング活用頂いております。

今回は、WEBを活用した新築マンションの販売支援をされている、大和ハウス工業株式会社・マンション事業本部の岸下様に、新たに発売開始となるTHETA Xをお試し頂き、普段お使いのTHETA VやTHETA Z1と比較した感想を伺いました!

THETA 360.bizを営業活動に積極活用

大和ハウス工業様では、どのようにバーチャルツアー作成サービス・THETA 360.bizを活用されているのでしょうか?

360度カメラ「RICOH THETA」は一眼カメラと違って気軽に撮影出来るデバイスとして全国の営業担当者が積極的に利用しています。撮影したデータを取り込みバーチャルツアーが作成できる「THETA 360.biz」は分かりやすいユーザーインターフェースで簡単かつ短時間にコンテンツが作成出来るソフトウェアとして業務の効率化にも役立っています。

作成したバーチャルツアーは弊社が販売するマンションのホームページやお問合せを頂いた方々へのメールへの掲載はもちろん、コロナ禍で物件へ来場が難しい方へのご紹介など、営業担当者の知恵と工夫から様々なシーンで活用しています。

また、「RICOH THETA」で撮影した360度の空間にCGの家具などを配置する「VRステージング」は入居後のイメージが提案しやすいという事で全国の営業担当者から頻繁に利用希望の声が上がっています。

営業担当の皆様は、日頃どのTHETAの機種を使用されているのでしょうか?

2020年のコロナ禍が始まってすぐに、一部の現場からバーチャルツアーを使った営業活動がしたいという要望があり、各営業所で一台ずつTHETA Vを一括購入することになりました。各現場にはTHETA Vとスタンドをそれぞれ配布しており、私自身はTHETA Z1を使用しています。

THETA Xを使ってみて

THETA Xを実際に試してみて、いかがでしたでしょうか?

本体に大型タッチパネルが搭載され、設定や画像確認などがスマホを操作するように本体のみで完結するため、とても使いやすいと感じました。また、スマホとのWi-Fiの接続性がとても良いことに驚きました。

これまで現場からよくTHETAについて電話で問い合わせがあったのは、「スマホとTHETAがなかなかつながらない」というトラブルでした。THETA Xは、圧倒的にWi-Fiにつながりやすくなったことを使ってみて実感しています。

THETA X / THETA Vで撮影して比較

従来機とTHETA Xとを比べて、どちらが使いやすいと感じましたか?

圧倒的にTHETA Xの方が使いやすいと思います。360度カメラそのものを見たことがない人にとっては、THETAを見せても、これでどうやって360度撮るのかイメージし難い場合が多いのです。

THETA Xの場合は、大型タッチパネルが搭載されており、撮影前にプレビューで360度画像を本体画面上ですぐに見ることができたり、撮影した後も再生画面でさっと確認できたりします。そのため、「どうやって360度画像を撮影することができるか」を別の営業担当に紹介するときにも、とても説明しやすい機種でした。

THETA Xは、バッテリー交換対応になったことも特徴のひとつです。この点はいかがでしたでしょうか。

今回の撮影では交換バッテリーは使いませんでしたが、撮影時は交換用のバッテリーを持っていると便利かもしれません。THETA XとスマートフォンをWi-Fi接続したまま撮影し続けると、電池の消費量が早くなるのを感じました。

ただ私自身は、THETA Z1での撮影時もモバイル充電バッテリーを常に持ち歩いているので、今回THETA Xでもモバイル充電バッテリーを使いました。

THETA Xの画質について

実際にTHETA Xで物件を撮影された際の、画質面のご感想をお聞かせください。

物件撮影時はいつも、HDR合成で撮影しています。THETA XのHDR合成画像は、今まで使っていたTHETA Vと比べると、画質が全く違い驚きました。窓の外の木々の風景など、THETA Xで撮影した画像の方がくっきり解像度高く映っていると感じました。

THETA Xは、THETA V等で撮影した際によく発生する「パープルフリンジ」と呼ばれる、窓枠等が紫色になる色収差が少ないことも特徴です。

確かに窓枠が紫色になる点は、THETA Vで撮影したときに気になることがありました。THETA Xで撮影した画像を見ると、その点の違いが分かりやすいですね。

THETA Xで撮影した画像は、扉と扉の境目等が、くっきりと解像度高く見えました。THETA Vで同じ個所を撮影して見ると、拡大しても線がくっきりしていません。

THETA XのHDR合成で撮影してみた画像いかがでしたでしょうか?

今回使ったTHETA Xの色味は、THETA Vと比べて窓の外と室内の色味に統一感があり、見やすくナチュラルに感じました。

実はTHETA Vの画像で気になっていたことのひとつは、太陽光や玄関のライトなど強い光が当たった時に、赤いゴースト(赤玉ゴースト)が発生する点でした。不動産撮影では、強いライトが当たる玄関でよく発生し、営業担当から「消せないか?」と聞かれたことも多々ありました。Photoshop等で消す処理をすると手間がかかり、大変です。

360度カメラでは赤玉ゴーストの発生発生しやすいのですが、光学系の改善により、THETA Xでは赤玉ゴーストが、、THETA Z1同様に抑えられるようになりました。

THETA Z1を最初に使った際に感動したポイントのひとつは、赤玉ゴーストが発生しない点でした。THETA Xでも同様に発生しないため、室内でも総合的にきれいに撮影することができました。

THETA Xは、片側レンズごとに時間差で撮影することで本体の近くに立ったままでも撮影者が写ることなく撮影ができる「タイムシフト」という機能が標準搭載されました。こちらも室内撮影でお試し頂けましたでしょうか?

マンションの撮影の場合は、たいていすぐに隠れることが出来る場所があるため、いつもキッチンの影などに隠れて、スマホのアプリからリモート撮影しています。今回も室内の場合は色々なところに照明があり、タイムシフトを使うと自分の影の映り込みの可能性があるかなと思い、隠れて撮影しました。

ただ、眺望の良い部屋ではバルコニーで撮影することがあり、風がある場合、隠れて撮影すると三脚が転倒するリスクがあります。そういったシーンでは三脚のすぐ近くに立って撮影することができる、タイムシフトの機能を使うのが安心で、且つ便利ですね。

※タイムシフト機能の詳細はこちらの動画をご覧ください!

THETA Z1との違い

岸下様はTHETA Z1もお持ちだと思いますが、どのような違いを感じましたか?

やはり画質にこだわる場合は、THETA Z1が最も良いと思います。あらゆるシーンで、総合的にZ1の画質は勝っているかなと思います。以前、建設中の屋内で自然光だけという、少し暗いシーンで撮影したことがあったのですが、そういうシーンでは一型センサーを搭載した THETA Z1の威力が際立つと感じました。 THETA Z1だと、薄暗いシーンでもきれいに撮影することができました。

THETA Vは暗いシーンでのざらつきが気になっていたのですが、THETA Z1やTHETA Xはそれがありません。THETA VやTHETA SC2と比較すると、Z1もXも画質がとてもきれいだと思います。

THETA XとTHETA Z1で、迷った時にはどちらをお勧めしますか?

360度カメラを初めて使う方には、大型タッチパネルを搭載したTHETA Xの方が、スマホのように使えて良いかなと思います。例えば営業所など、数名でTHETAを共有する場合、中にはガジェットに慣れていない人もいるでしょう。そういうケースでの購入は、THETA Xの方が誰でも使いやすいため、良いと思いました。

カメラでの撮影に慣れている人や、最高画質を求める方には、THETA Z1をお勧めしたいです。特に、高級不動産を扱っている場合は、Z1の方が良いと思います。高級物件の場合は、最近増えている3Dバーチャルツアーなどと比較されることもあります。THETA Z1で撮影した360度画像は、3Dバーチャルツアーと比較してもきれいだと思います。

バーチャルツアーサービスの今後のポテンシャル

コロナ禍以降の不動産業界で、バーチャルツアーサービスの活用は今後どのように進んでいくと思いますか?

バーチャルツアーによる集客は、変わらず不動産のキラーコンテンツになると思っています。
コロナ禍がきっかけでホームページ上の情報も充実し、以前よりもこのようなバーチャルツアー含め、事前に物件のことをしっかり調べてから来場されるお客様も増えています。
以前は、お客様の来場を促すため、オンラインではコンテンツはなるべく見せない、というのが社内の傾向としてありました。ですが、今回のコロナ禍をきっかけとして、360度バーチャルツアーなどでコンテンツを沢山お見せしたほうがお客様からの反響が大きく、ご来場いただいてからも商談がしやすいという事が分かったのです。

この気付きが大きなターニングポイントとなり、ホームページの見せ方なども大きく変化しました。

ありがとうございました!ぜひ、今後もバーチャルツアー作成サービスTHETA 360.bizとTHETAを、効率的なお客様への訴求にご活用ください。

大和ハウス工業株式会社様 HP

編集:平川

撮影:大原

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