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<建築士編>360度カメラTHETA Z1を、建築設計の仕事や思い出記録に活用!

Posted date : 2020.06.04

旅行やおでかけの思い出記録だけでなく、お仕事で活用されている方も多い、360度カメラのTHETA。

今回は、建築士のお仕事としてTHETAのフラッグシップモデルTHETA Z1をフル活用されている、THETA初号機からのユーザーの君塚和香さんに、どのように建築設計のお仕事やプライベートでTHETAを活用されているのか、お話を伺いました!

建築設計におけるTHETAの活用

建築設計のお仕事において、THETAをどのように活用されているか教えて下さい。

新築の建築や、既存の住宅の改修、また耐震診断などでTHETAを広く活用しています。

新築の建設を依頼されたときには、まずその土地の周辺記録用途としてTHETAを活用しています。

その土地自体の確認だけでなく、例えば2階・3階の建物を予定している場合は、窓になる位置の高さに、7~8mのポールにつけたTHETAを伸ばして360度撮影し、眺望や日当たり、近隣の窓の位置や樹木などの環境確認を行っています。

【建物の高さに合わせた周辺環境撮影の様子】

上は一眼レフをポールの先に付けて撮影していた頃の写真で、現在はTHETAを先に付けて撮影しています。THETAは重い一眼レフと違って、先端に装着してもポールがしなることもなく、ワンショットで撮影できるので重宝しています。最近は、Bluetoothリモコンを使って撮影することも多いです。

また、工事中もTHETAで撮影をしておくと、家の骨組みや配線など、家が完成すると外側から見えなくなってしまう中の構造部分まで、360度の画像で記録に残すことができます。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

【THETA初号機で撮影:工事足場の中で撮影】

完成後にどこかを直したいとか、増築したいという依頼があったときに、柱や骨組みの構造を後から画像で再確認できるのでとても便利です。なるべく同じ位置で撮影するとなお良いのですが、なかなか難しいですね。タイムラプスも撮れるともっと面白いのではと考えています。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

【THETA Z1で撮影:工事中に撮影することで、完成すると隠れてしまう配線や桟の様子も記録できる

新築の建築時以外ではどのようにTHETAを活用されているのでしょうか?

既存の家の耐震診断を依頼されることもあります。図面がない家の場合は、まず図面に起こす必要があるのですが、現地では大まかな採寸のみ行い、あとは各部屋の真ん中にTHETAを置いて撮影して、後で撮影した360度画像を見ながら図面化しています。THETAの画像は、見返しツールとしてもとても便利です。

一般的には、すべて現地で採寸して図面に起こしているケースが多いです。自分も過去はそのようにしていましたが、THETAを活用することで、作業効率は何十倍も良くなると思います。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

【THETA初号機で撮影:改修する住宅の天井内調査】

また、既存の家の改修を依頼された場合は、屋根裏や床下に潜り込んで家の構造を確認し、取り払える柱はないかなどを見たりするのですが、その際も後の確認用に、THETAを一脚や三脚に立てて撮影しています。暗いところでは照明を使う必要があるのですが、THETA Z1は暗部の撮影に強くノイズも少ないため、非常に助かっています。

施工後にTHTEAで撮影した画像を、お客様に見せたり提供されることもあるのでしょうか?

一眼レフの画像も含めた自作のバーチャルツアーがある場合には、契約しているサーバーから直URLリンクでお知らせすることもあります。

最近はfacebookやLINEも360度ビューに対応してくれているので、簡易に360度画像を共有する場合には良く使っています。

THETAシリーズとの出会い~Z1購入まで

君塚さんはTHETAを初号機からお使い頂いているとのことですが、THETAとの出会いについて教えて下さい。

建築設計の仕事のため、以前から仕事の記録としてコンデジと魚眼レンズで撮影した画像をつなぎあわせて、パノラマ撮影を行っていました。

【工事の様子を通常のカメラで撮影し、パノラマ化した画像:2005年

最初は家を建てる前の土地の様子や、完成した建物の様子を記録として撮影していましたが、だんだんと工事中の様子も撮影したくなり、人がいないときに三脚を立てて工事中の建物の様子をカメラで撮影し、つなぎ合わせてパノラマ画像にしていました。

その後THETAの初号機が発売されることを知り、すぐに予約して発売日に購入しました。

【2013年:THETA初号機発売後に参加した、THETAファンミーティングにて】

同業の妻の仕事用にTHETA m-15も購入、画質が向上したということでTHETA Sも購入し、その後THETA V、そして昨年5月のTHETA Z1発売後すぐにZ1も購入しました。現在は主にZ1のみ使用しています。

THETA Z1の使い心地はいかがでしょうか?

非常に使い勝手が良いです。本体にディスプレイ表示があり安心して使えますし、何より画質の向上が大きいです。

仕事やプライベートどちらの場合でも、すべてRAWデータで撮影し、仕事などで必要な画像はLightroomを使って暗い箇所を修正したりして使用しています。

設計建築以外でのTHETAの仕事活用

設計建築以外でもお仕事でTHETAを活用されているシーンがあれば、教えて下さい。

ミーティングなどで使用することもあります。THETAの周りに、座っている人の順番に名刺を置いて撮影しておくと、後から名刺とお顔が一致するのと、席順も写るので議事録起こしをしたり、雰囲気を思い出すのに助かってます。

【THETA初号機で撮影:ミーティングの記録】

「THETAで撮ります!」という集合写真を撮影されるイメージでしょうか?

いえ、そういうときは、雰囲気を壊さないように音を出さずに、さっと撮影することが多いですね。会議風景を載せた議事録にも使えます。もちろんプライバシーに配慮して部外秘扱いにしています。

見学会やオープンハウスに行った際にも空間を把握するためにパッと手持ちや自撮り棒につけてスナップ的に撮影します。全体像を押さえた上で細部はスマホでとると、後で見返した時に全体の中の部分の関係性が失われずに済みます。

【THETA初号機で撮影:富岡製糸場にて】

もう一つ大事な使い方としては、文化的に価値のある建物のアーカイブを残すことです。先人の手がけた素晴らしい建物や空間も様々な事情で取り壊されたりして失われてしまいます。高精細に残す際には一眼カメラで全天をタイル状に撮影して貼り合わせて360度画像を作成しますが、それが難しいシチュエーションの場合にはTHETA Z1を併用しています。

基本的な解像度が違うので直接比較するものではないですが、手早く撮れることが最大の武器です。RAWで記録ができるのもTHETA Z1のとても優れているポイントです。

プライベートとTHETAの活用

プライベートではどのようにTHETAを活用されていますか?

一番オーソドックスなのは、家族の各記念日にみんなでテーブルを囲んで記念日撮影したり、飲み会で乾杯時の撮影に活用しています。風景撮影や、日常スナップとしても使っています。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

【THETA Z1で撮影】

子どもたちの学校の行事でも撮影しています。最近は、子どもたちや先生も、360度カメラの存在を知っているようです。遠足などの際に可能であれば子ども本人に持たせることもあります。

THETAの機能について何かご希望があれば教えて下さい。

屋外や湿気、ほこりの多いところで撮影する機会が多いので、シータ本体には防水とまではいかなくても防滴性・防塵性が欲しいです。ノイズの多い場所ではWi-Fiをロストすることが多いのでスマホとともにアンテナ感度をあげる工夫がないかとも模索しています。

また、暗い場所を撮ることからTHETA用に照明を作りたいと考えています。

【THETAの死角にLEDの照明を付けた実験】

初代THETAが出た時から全然発展できていませんが、そのうち完成させたいですね。

自作のTHETA照明、すごいです・・・!

今後もお仕事やプライベートの色々なシーンでTHETAをご活用ください!(平川)

使用機種:THETA初号機、THETA Z1

君塚和香さんプロフィール:

一級建築士事務所、ワカ設計室 Waka Design Room 経営

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