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さぁ、THETAをカスタマイズ。プラグインを知って、使ってみよう!

Posted date : 2020.01.27

360度カメラRICOH THETAにプラグイン機能があるのをご存知ですか?なんか難しそう、自分とは関係なさそう、と思っている人も多そう・・・。今回は、プラグイン機能を企画したTHETA事業部のメンバーにインタビューをして、プラグイン機能の魅力を教えて頂こうと思います。

インタビューに答えてくださるのはTHETA事業部 開発部 企画グループの高田リーダーです。

Q.最初に、プラグインとは何か、教えて頂けますか?

プラグインとは、カメラの中に新しいアプリケーション(機能)を追加拡張することが出来るソフトウェアを指します。

RICOH THETA VとTHETA Z1にはAndroidベースのOS(Operating System)を採用しており、スマートフォンにアプリをインストールして新しい機能を追加するように、カメラの中にも後から様々な機能を追加できるようにしています。

 

Q.THETAを購入後、機能を追加できるのは便利ですね。そもそもプラグインに対応しようと思った理由は何ですか?

THETAはその場の空気感を丸ごと写し取る“写場”をコンセプトに開発をスタートしました。その場の空気感を壊さず撮影するには、撮影に手間取ったり迷いがあったらいけない。ポケットから取り出し、電源を入れてシャッターボタンを押す。そのシンプルな動作で撮影を完了させたいと思いました。

THETAを発売した2013年当初は、コンシューマ用途としての360度カメラは市場にまだ発売されていなかったので、どうやって撮影すれば良いのか分からない方が大半でした。もしボタンがたくさんあると、それを見ただけで「難しそう」「自分には無理そうだ」と思われてしまう。そこで、お客様が撮影時に迷わず簡単に素早く撮影出来るように、機能を出来るだけ削ぎ落し、ボタンを最小限にして、シンプルなUI/UXになるよう開発することを心掛けました。

発売後、お客様が実際に360度カメラを使うことによって、いろいろなご要望を頂きました。その後の発売機種であるTHETA m15(2014年)、THETA S(2015年)、THETA SC(2016年)にはご要望を頂いた機能を搭載し続けてきましたが、反映できない要望も数多くあり、心苦しい状況が続いていました。また、機能が増えることによってUIも複雑になり、「シンプルな使いやすさ」が徐々に阻害されていたことも大きな懸念でした。

そこで、2017年に発売するTHETA VではAndroidベースのOSを採用し、プラグインのシステムを導入することにしました。ユーザー自らが機能を選んでインストールすることができるようになったことで、不要な機能追加によるUIの複雑化を回避することができます。

更にTHETAのプラグインを開発するにあたって必要なAPI(※1)やSDK(※2)も公開し、開発パートナーが自由に機能を追加できるように仕組みを整えました。公開から約1年半が経ちましたが、リコーだけでは開発できない様々な機能(プラグイン)を世界中のエンジニアの方々が開発してくれており、プラグインストアを通じて誰でもインストールできるようになっています。

現在、THETA Vに続いて、2019年に発売したTHETA Z1もプラグインに対応しています。

まだまだ、THETAのプラグインをご存知でない方も多いので、多くの皆さまにプラグインを知って頂き、面白い機能を開発してもらったり、その機能を多くの人に使って貰いたいと思っています。

(※1)Application Programming Interface:ソフトウェアコンポーネント同士が互いに情報をやりとりするのに使用するインタフェースの仕様

(※2)Software Development Kit:アプリケーション開発で機能の実装に利用できる開発キット

Q.この機会にどのようなプラグインがあるか読者の皆さんにご紹介したいのですが、お勧めの機能があったら教えてください。

<シングルレンズシューティング>

例えば、「THETAでも通常の切り取った写真を撮影したい」というご要望があり、それに対応したプラグインが“シングルレンズシューティング”です。THETAのフロントレンズ(シャッターボタンの反対側)を使って、アスペクト比4:3、1:1の2種類の静止画を撮影できます。

<タイムシフトシューティング>

この機能はTHETAのフロントレンズ(シャッターボタンの反対側)とリアレンズ(シャッターボタン側)を時間差で撮影する機能です。片側ずつ時間差で撮影されるので、撮影者が撮影していない方のレンズ側に移動することで、撮影者が映り込まずに記録できます。

この機能は主に不動産業で物件の部屋を撮影する際に活用されていますが、個人用途でも自分を写さず景色だけを撮影したい場合に活用できます。また、この機能を活用して、撮影者が敢えて撮影している方のレンズに移動して、360度写真に自分を二人写すようなユニークな写真を楽しむことも出来ます。

 

<セルフタイマー固定>

このプラグインを設定しておくと、プラグインを起動(THETA側面一番下のモードボタン押下)すると静止画・動画をセルフタイマーモードで撮影できます。

THETA Vのセルフタイマーモードは、一旦電源がオフになると設定解除され、改めてTHETAとスマホを接続してセルフタイマーモードを設定するか、もしくはモードボタンを押しながら電源ONするという複雑な操作が必要になりますが、このプラグイン機能を使うと、スマホに接続等することなく、セルフタイマーで撮影をすることが出来ます。
特に、水中ハウジングケース(TW-1)を利用して水中撮影する際は、ケースに入れた状態のまま簡単にセルフタイマーで撮影できるので大変便利です。

 

それ以外にも、SONYのMESH(https://first-flight.sony.com/pj/mesh)を使ってリモートシャッターに対応させたり、音声でシャッターを切るプラグイン等もあります。

ユニークなものでは、スマホの操作で「THETAから猫の鳴き声を出し、猫が近づいてきた時にシャッターを切る」プラグイン“ミャオショット”もあります。

THETAが発する猫の鳴き声を聞いて、猫が興味津々にTHETAに寄って来たところを激写出来る機能です。

 

 

プラグインのインストール方法

プラグインのインストールは3ステップで簡単です。

STEP1.製品付属のUSBケーブルを使い、RICOH THETAをPCに接続します。

STEP2.RICOH THETA PlUG-IN STOREにアクセスし、インストールしたいプラグインの「ダウンロード」をクリックします。

STEP3.自動的にPC用基本アプリケーション「RICOH THETA」が起動するので、画面表示に従ってプラグインをインストールしてください。作業が完了するまで手を触れずにお待ちください。

今回ご紹介した機能以外にも、様々な機能がありますので、是非お試しください。

プラグイン機能のインストールはこちらから。

 

また、プラグインを開発して頂けるパートナーも募集しています。

プラグイン機能の開発に挑戦して頂ける方はこちらから。

 

(インタビュワー:中本)

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