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THETAのプラグインを開発して起業?!(株)Nossa福井 高志さんにインタビュー!

Posted date : 2021.07.28

RICOH THETA は、世界中の方々に360度カメラのもたらす新しい価値を拡げていくため、THETA本体(ハードウェア)の機能をカスタマイズするための開発環境を提供しています。例えばRICOH THETA全機種においてAPI/SDKを公開しています。また、THETA V / Z1では、ユーザーのより多様なニーズを満たすため、カメラ本体のOSをAndroidベースに変更し、本体機能の開発ができるようになりました。

今回は、趣味の旅行でTHETAを使い始めたことをきっかけに、プラグインで開発したTHETAをご自身のビジネスに活用されている、福井高志さんにお話を伺いました!

福井さんとTHETA

―福井さんのご経歴を教えてください。

横浜生まれの兵庫育ちです。新卒で総合商社に入社し、インフラ事業で上下水道に関わるビジネスや、海水を淡水化して飲み水にするプラントの建設や運営に7年半携わっていました。途中2年間ブラジルにも駐在しました。

その後、ベンチャーへの転職などを経て、2019年3月に株式会社Nossa(ノッサ)を起業しました。Nossaでは、THETAのプラグインを活用して遠隔コミュニケーションのシステムを提供しています。

―THETAはどのようなことがきっかけで、使い始めたのでしょうか?

もともと旅行が好きで、よく海外にも足を運んでいました。ただ、海外の壮大な自然をデジカメで撮影してその写真を友達に見せても、自分が実際にその場で体験した感動をリアルに伝えることが難しい、と感じていました。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

ブラジル駐在中に南極に行った際、旅先でTHETAを使っている人がいて、撮影した360度画像を見せてもらったことが、THETAを知ったきっかけです。南極の大自然を伝えるのに、360度画像はとても相性がいい!と思い、日本に帰国後、すぐにTHETA Sを購入しました。

THETAは旅行先での思い出を残すカメラとして、今でも活用しています。

―プライベートでの利用が始まりだったのですね。その後、THETAをビジネスで活用するアイディアにはどのように繋がっていったのでしょうか?

最初はTHETAを仕事で活用しようとは思っていませんでした。ただ、仕事で海外の方とのやりとりが多いのですが、頻繁に足を運ぶことができないため、もっと現場とのやりとりを効率化できる方法はないか、考えていました。それが、ビジネスで360度映像を活用したい、と思い始めたきっかけです。

例えば、担当していた案件がブラジルだったため、日本から現場に行くまで何日もかかります。当時はFace timeを使って現場と遠隔でのやりとりをしていましたが、THETAのように360度の空間すべてを映像として扱ってコミュニケーションを取ることができたら、もっと仕事がスムーズになるのではと思うようになりました。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

THETAを使ったプラグイン開発

―THETAのプラグインを実際に開発しようと思った背景を教えてください。

はじめは、THETAを活用した機能のアイディアを、どのように実現したらよいか分かりませんでした。色々と調べていく中で、THETA VはAPIが公開されており、個人でもTHETAの機能をプラグイン開発できることを知りました。そして、THETAのプラグイン開発でやりたいことが実現できるのではないか、と思い始めたそのタイミングに、たまたま「もくもく会」と呼ばれるプラグイン開発者が集まる情報交換の場が開催されることを知ったのです。

ただ、自分は技術者ではありません。もくもく会は技術者のための場所だと思っていたので、自分が行くのは場違いかな?とも思いました。でも、このタイミングでもくもく会の情報を知ったのは、きっと何かの縁だと思い、まずお話を聞いてみようと参加しました。

もくもく会に参加し、自分が考えている機能のアイディアを皆さんに相談してみました。すると「できなくはない」と言って頂き、別の参加者の方からも「近いことをやろうと思っている」というコメントを頂きました。その後、その方々にご協力頂き、プラグイン開発に至ったのです。

THETAがプラグイン開発できる事を知った直後に、たまたま「もくもく会」の開催があり、そこでご協力頂ける開発者の方々に出会う事ができたことは奇跡なのではないか、と今でも思っています。

―福井さんがやりたい事に向けて行動した結果、すぐプラグイン開発に繋がっていったことは、すごいですね!

Nossa360について

―THETAのプラグインを開発して実現した、360度映像コミュニケーションツール「Nossa360(ノッサ サンロクマル)」について教えていただけますか?

THETAで撮影した360度映像を、遠隔地の視聴者とリアルタイムに共有しながら、会話でコミュニケーションできるというツールです。360度の映像なので、視聴者それぞれが見たい方向に自分で動かして見ながら、やりとりができることが特徴です。

―現場に足を運びにくいコロナ禍では重宝されそうですね。具体的にどのような用途でのニーズが高いのでしょうか?

コロナ禍の前から、360度映像で遠隔から現場を見ながらコミュニケーションを取りたい、というニーズはありました。ただ、コロナ禍でオンライン化が更に加速しているため、このサービスに興味を持って頂く方も増えています。

ニーズとしては、工場などの現場の管理や作業支援に活用したい、という声が一番多いです。技術の指導者が工場に派遣されて現場で直接指導を行っていたケースで、Nossa360のシステム使って遠隔で指導や管理を行いたい、という需要が増えています。コロナで出張しにくくなったという背景もあるでしょう。

―海外工場の拠点と日本とのやりとりでも、ニーズは多そうですね。

海外の遠方にある現場で使いたいというご要望を受けることもあり、僻地ほどニーズが強いです。

ただ、そのような場所はネットワーク環境がまだ整っていないことも多く、現時点では日本国内の拠点間でご利用頂くケースが多いですね。

―配信の際の画質はいかがでしょうか。

ライブ配信の為、通常のTHETAの動画の画質よりは少し下がりますが、細部を360度動画で見て頂くというよりは、工場などの環境全体の雰囲気を伝えながら、コミュニケーションを取る、という目的で活用されています。例えば、商談前にその製品を作っている工場のラインの様子をお客様に見て頂くようなケースでしょうか。

―最近「Smart 360 Time lapse」というタイムラプスで撮影した画像を自動でクラウドにアップするためのプラグインもリリースされましたね。

このプラグインはお客様からの要望で対応しました。リアルタイムの映像とは別に、記録となる画像を残したい、ということが背景です。

―今後の福井さんの展望について、お聞かせください。

もともと旅行が好きなので、海外の旅行先の様子を遠隔でコミュニケーションをとりながらやりとりするようなサービスも実現できたらと考えています。旅行のように、建設・製造現場以外の、一般消費者に近い分野でも、今後何か展開できたらと思います。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

お話聞かせていただきありがとうございました。

これからも、福井さんの新しいアイディアでの事業を期待しています!

株式会社Nossa(ノッサ)代表 福井 高志
https://www.nossa.co.jp/

Nossa360 https://lp.nossa360biz.com/

Smart 360 Time lapse https://pluginstore.theta360.com/plugins/com.nossa360.timelapse/

 

 

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